自然風庭園の造園設計施工から一貫した管理。植木、芝、敷石、庭石を駆使した自然な庭造り・ガーデニング。ウッドデッキ、テラスも自然に調和して仕上げます。

季節の里山や山の風景、旅先での景色

木は太陽や空間に向かって生長していきます。
自然の姿、庭につながる様々な風景を紹介して
いきたいと思います。

大河内山荘(京都府)
大河内山荘は京都の山荘です。静かな山中にひっそりと、実に山荘らしい趣きを醸し出している建物です。18歳から25歳までの7年間、この近所に住んでいたこともあり、ここへはよく訪れました。10年ぶりに再訪してみたところ、以前とは何か異なった印象を受けました。その違いを言葉にするのは難しいですが、長年造園業を営むうちに、自分の中で物の見方が変ってきたのかもしれません。

古びた木製の門をくぐると、山荘への石畳は苔に覆われ、落ち着いた佇まいを見せてくれます。進んでいくとぱっと開けた庭の先に昔ながらの建築様式を守った大河内山荘が顔を出します。建物だけでなく、見事な枝ぶりの松や緑豊かな山々の遠景など周りの風景も楽しめます。
庭の造りには石が多く使われています。木の茂る深い山の奥にうまく配置された石と草木が、まるで人が造ったのではなく、元からそこにそう存在していたかのような自然さを感じさせてくれます。近くにおいでの際はぜひ訪れていただきたいお勧めの場所です。 大河内山荘

柿田川湧水群(静岡県駿東郡清水町)
柿田川湧水群の水源は、約40km北に位置する富士山に降った雨や雪が、今から8,500年前の
富士山噴火によって出来た三島溶岩流の間を数ヶ月から数年をかけて通り抜け、ここに湧水
として溢れ出します。柿田川湧水群内にある水源は数十箇所にも及び、懇々と湧き出す
湧水量は100万トン/日を越えているという事で東洋一と称されています。

柿田川公園内にある大小いくつもの水源からは素晴ら
しい透明度の湧水がコポコポと湧き出しています。
この湧水の透明度や泡立っている様を、将来作庭の
アイデアに取り入れられないかと思案させられました。

▼ 柿田川上流部

柿田川中流付近です。全長は約1,2kmと
短い川ですが、全川がすべて湧水で、
狩野川と合流し、駿河湾に注いでいます。
また、豊富に湧き出る水は飲料用、工業
用、農業用として利用され約35万人に
利用されています。
住宅街や国道1号線のすぐ近くからこれ程
美しく澄んだ流れが生み出されている事
に驚きと自然の力強さを感じました。

白雲洞茶苑(箱根強羅公園)

白雲洞茶苑は大正時代の実業家であり茶人
としても有名であった鈍翁・益田孝により
拓かれました。
その後、三渓・原富太郎に譲られ、さらに耳庵・
松永安左衛門に贈られることになり、明治・
大正・昭和と、3時代を代表する3人の茶人の
間に伝えられてきた粋を凝らした茶室群です。


白雲洞茶苑には白雲洞、不染庵、対字斎という3席の茶室があり、深山の侘びと山家の風情を趣として
強羅の天然巨岩と森林の間にあり、平坦地にある多くの一般的な茶室と比べると特異な存在です。
このなかで白雲洞は研修旅行で訪れた日の2〜3日前にかやぶき屋根の葺き替えがあり、葺き替え直後の
屋根の様子を伺う事ができました。

これらの茶室は傾斜地をうまく利用して、天然の巨木、
巨石を絶妙に配してあり、深山幽谷の景石を味わう事が
できました。