簡単に言えば資材置き場ですが、研究室とも言えます。
我々職人は経験を積んでいかないと
話しになりません。
ちょっとした時間を見つけては、色々なことを試しています。
頭で思っているだけと、実際に経験した人とでは、
天と地との差があると思います。
色々なことを創造し次につながる感性やセンス、
技術を養う場であります。
以前から少しずつ集めておいた石を利用して流れを
つくっています。
上流部分を山の渓流の雰囲気で下流部分に向かってだんだんと里山の小川の風景にしていけたらと思っています。
一応水が流れるようにしましたが、まだ石が足らないため
上流部分の石の配置、コンクリートの下打ちしかできて
いません。
徐々にですが、少しでも自然の川に近づけられるように、
試行錯誤しながら仕上げていけたらと思っています。

炭窯

庭の添景物の1つとして、炭窯を作りました。直接、庭には関係ないものかもしれませんが、昔は
雑木林との生活をしていたため、馴染みが深かった様に思います。
炭窯には「白釜」と「黒釜」とがあります。
「白釜」とは石などをドーム状に積んでいき、
樫木(ウバメガシなどで備長炭にする)を高温(1100〜1200℃)で焼き上げ、真っ赤に焼けている
薪をかき出し、灰などで冷やし炭にする工法です。
「黒釜」とはポピュラーな釜であり基本的には何でも対応できる釜です。
温度は700〜800℃、煙を見ながら温度を調整し、完全に空気を塞ぎ自然に冷やす工法です。
ここでは「黒釜」を作り上げてみました。
火にも強く加工しやすく在庫としてあった為、大谷石を使いました。
釜の大きさとしては、幅1.5m×奥行2mの鞴(ふいご)型で施工中はちょっと小さいかと
思っていましたが、実際に薪を詰めると入るは入るはで大きすぎたかなと感じました。
天井部分には地元で取れる粘土を使い、ひたすら叩いて乾かし、ヒビなどが入った所に砂を多く
配合した粘土を入れ、まるで土塀にも共通する内容で仕上げました。

炭焼きとは比較的手間のかかる作業で、約2日釜を暖め、煙突を開け火を入れ、煙が透明になってから
全ての空気の入口を塞ぎ蒸し焼きにし、2日かけ冷やして取り出します。
釜を開けて形が無かったらショックですが、幸い炭になっており喜びを感じています。
炭は昔は身近なものでありましたが、一度は廃れ、また現在は見直されてきています。
燃料を始め、消臭や湿気とり、シックハウス対策の建材、庭などでは雨落ちとしても使われます。
現代の炭の在り方を考えながら、色々な所で取り入れられれば良いと思います。
近々焼き上がった炭を紹介します。